
多条ねじ加工
多条ねじとは?
一般に使われているねじ(1条ねじ)は,1回転にピッチ
(ねじ山の間隔)の分だけ進みます。通常ねじは、1ピッチの間に
1条のらせんがあることから1条ねじと呼ばれています。
2条ねじは1ピッチ間に2条のらせんがあり、リード(1回転で進む距離)が
2倍になります。リードが倍になれば1回転で進むスピードも
必然的に2倍になります。3条ねじであればリードが3倍に、
4条ねじであればリードが4倍になります。つまり1条ねじに比べ
4条ねじであれば1回転で4倍の距離、スピードで進むということです。
ヤマトでは、全国的にも珍しい16条ねじまでの加工に対応しています。
あまり聞きなれない加工ですが、製品性能の向上、
高速での位置決めなど、様々な分野で応用されています。
【応用分野】
・OA機器部品・光学機器部品・部品製造用機械部品
・アミューズメント機器部品・家具部品・省力機器部品・防衛
・航空機器部品・測定機器部品、他


多条ねじ加工ならヤマトにお任せ
① 通常ねじから16条ねじまで対応!
② オスねじ+メスねじの組み合わせ加工可能!
③ 樹脂含む異なる素材の組み合わせ対応!
(例:オスねじSUS303+メスねじPPS)
④ 切削により少量生産対応可能!
(転造では型代が必要になりコスト高)
⑤ すべて社内一貫生産対応で、加工時間、
コストダウン可能!

オスねじとメスねじを社内で一括生産。
だから、様々な素材の組み合わせに対応できます。
ヤマトでは多条ねじ加工において、オスねじとメスねじを社内で一貫生産しています。
オスねじとメスねじを別々の会社で加工すると、ねじ公差の開きが大きくなり、
かみ合わせが合わず、不良品になるケースも少なくありません。
ヤマトの多条ねじは鉄やステンレスはもちろん、樹脂や真鍮、チタンなど、
様々な素材を社内で一貫生産致します。精度もお客様のご要望に合わせて加工致します。
多条ねじのことならヤマトにご相談ください。
10条ねじ

雄ねじ
雄ねじ
業界
精度
特徴
アルミ(素材)10Φ
ジュラコン/POM(素材)
800mm
長さ
OA業界
3/100mm
雌ねじの加工にはねじ抜き成形という特殊技術が必要。
8条ねじ

雄ねじ
雄ねじ
業界
精度
特徴
POM(素材)5Φ
POM(素材)
150mm
長さ
試作品
5/100mm
樹脂×樹脂のねじは熱収縮が起こりやすく、かみ合わせが難しい
5条ねじ

雄ねじ
雄ねじ
業界
精度
特徴
チタン(素材)5Φ
銅(素材)
120mm
長さ
機構部品
5/100mm
チタンの左右巻き。硬い素材(チタン)と柔らかい素材(銅)のかみ合わせが難しい。